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くさびとは、木を割る際に使われていた道具である。鎌倉時代は木の柱を目にそって楔を入れて割っていた。今でも、岩場で切り出した石の形を整えていくのには矢と呼ばれる鉄の楔が使われる。彫った穴に鉄の楔を打ち込んで割っていく。奈良の飛鳥には鬼のまな板と言われる石があるが、これには大きな矢穴があって割ろうとした痕跡がある。こういう大きな矢穴は樫の木で作った矢を使う。水を注ぎ木が膨張する力を使って割ったといわれている。矢を入れた石に水をかけるとその浸透圧で割れやすくなるのも確かで、工具が発達すると石を割るにも、ドリルで穴をあけ、これに金物を差し込み、長い楔を打って割る。昔のように木の楔や、小さな鉄の楔で石を割るには石の割れる方向(石理)が読めなければ役に立たないどころか、道具をつぶすのがおちだ。つまり木を割るのと同じように素直な逆らわないもの造りができた。 人に使う意味として仲の良い両者の関係を悪くするような場合に二人の間にくさびを打ち込むなどと使われる。

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